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インタビュー

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ネイリスト 家村真由美

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ネイリストのアルバイトからネイルサロン経営まで

貿易会社の仕事をしながら土日はネイリストのアシスタントをやっていた

ネイリストの家村真由美さん

――自己紹介をお願いします。

家村真由美と申します。仕事の経歴としては、5年前に横浜市の方で正社員として貿易事務の会社に勤めながら、土日はネイリストとして大体朝から夕方まで働いていました。

以前横浜でネイリストとして働いていた時のアシスタント時代と、ネイリストとしてデビューしてからの毎日の業務についてと、去年の7月に地元の茨城県に帰ってきて今年の4月23日に自分のネイルサロンをオープンしてから今までのお話をさせて頂きます。

仕事を失っても困らないよう技術を身につけたかった

――ネイリストとして働こうと思った理由について教えて下さい。

最初は単純に手に職をつけたいという事が1番の理由で、よくあるネイルが好きだからやるようになったというものではなく、非常に現実的なものでした。

元々貿易の仕事もやりたい仕事ではなかったので、とにかく何か技術を身につけたいと思って始めました。

マニキュアぐらいならやっていたんですけど、いわゆるジェルネイルとかも全然知らなかったんです。美容に関しては興味があったのと、アートは好きでしたので、ネイルと考えました。

とにかく仕事を失っても困らないように何か技術を身につけたいという思いだけで、最初は勉強しました。

最初はアルバイトから始めました。たまたまアメーバブログでネイルのアシスタントの求人を見つけ、サロンに連絡して応募した事が始まりでした。

最低週1回は働ける事と、ネイルに興味がある事、それからオーナーが酒好きだったのでお酒の付き合いが出来る人である事が応募条件でした。自宅兼美容室でサロンを開かれている方だったので、条件は結構フランクでした。

技術面での応募条件は特になかったと思います。とにかくやる気次第!という感じでした。

まずサロンに行って、店長と2人でお話しました。一応履歴書も持っていったんですけど殆ど見る事もなくひたすら会話をして、コミュニケーション能力があるのかどうかを問われるような面接でした。

採用されてからは毎日が研修のようなものでした。私の場合全く分からないところから始めたので、特に期間は決めずに毎日特訓という形で、普通の仕事が終わった後に課題をもらって自宅で夜遅くまで練習したりしていました。

周りと合わせる事、積極的にできる事を探すことが求められる

――ネイリストのアシスタントの主な仕事内容について教えて下さい。

段階によって異なるんですけど、1番最初の段階だと基本的なサロンの掃除をしたり来店されたお客様を席までご案内したりサンプルチップを作ったりするところから始めて、徐々に仕事を増やしていくような感じでした。

最終的にはお客様にネイルをして差し上げるという段階まで行きました。毎日かなりの練習をしていましたので、アシスタント時代は半年くらいでした。

私が入った時は私以外に2人のアシスタントがいたので、全部で3人でした。1人は30代後半の主婦の方で、もう1人は私と同じぐらいの年代の人でした。

服装は、下は基本的に黒のスーツで、黒い靴を履いていました。上は白のワイシャツで、お店指定の黒エプロンを着用するよう指示されていました。

オーナーが優しく、時には厳しくしてくれる熱心に育ててくれる方だったので、1週間ぐらいで現場に馴染んでしまいました。仕事帰りの付き合いも結構多かったので、すぐに馴染めたと思います。

仕事中は気力勝負!

――アシスタントの仕事をする上で求められる事は何ですか?

私がいつも言われていたのは、とにかく周りと合わせる事と、仕事を待つだけでなく自分から何か出来る事を探して積極的にやっていくという事でした。

体力はかなり必要で、他にも集中力と根気が求められる仕事でした。

さらにお客様との会話も大事な要素ですのでコミュニケーション能力も必要ですし、お客様の話に合わせる為にネイルに限らず美容関連の知識を身につけたりする必要もありました。

とにかく仕事中は気力勝負という感じでした。

――1日の勤務時間はどれぐらいでしたか?

お店は朝9時から開店して夜の8時が閉店でした。ただその後片付け等の作業がありましたので、大体夜の10時ぐらいまで働いていました。

私の場合は土日出勤で平日は別の仕事をしていた事もあり、勤務時間についてはやや甘めにしてもらっていました。

お客様は主に主婦の方が多いので、お昼ぐらいから午後3時ぐらいの間が多かったです。それから夏休み前とクリスマスシーズン、後は年明けが忙しかったです。

そういう時期は残業になったり、休憩も分単位で取らないといけないくらい忙しかったりした時もありました。食事も、下処理をしてもらっている間に水や軽食を摘まんですぐ戻るという感じでした。

休日に関しては、具体的には言えないのですが、予定があるときはお休みをいただくことができていました。

収入は、最初のアシスタントの時は技術を教えてもらう代わりに現場で働くという形だったので、無給でした。それからある程度仕事が出来るようになると、時給1000円前後ぐらいにはなったと思います。

自分達の仕事についてのクレーム対応に苦労する事が多くなった

――お仕事をする上で何か困ったトラブルはありましたか?

やはりお客様のクレーム対処が1番気を使うところで、自分でもかなり落ち込む時もある場面です。例えばネイル溶剤1つとってもお客様によって向き不向きがあるのですが、その事を説明してもお客様は中々理解して頂けないんですよ。

ですからネイルがすぐに取れてしまってそれがクレームになってしまった時に、事情を説明して理解して頂くのに凄く苦労しました。こういったアフターフォローというものが大切だし大変なんだなと、仕事をやっていて思いました。

最近は自分でネイルをする方が増えてきているので、ある程度知識がある人も多いんです。

そういう人の場合「今何を使ったの?」という風に薬剤の名前を聞いて、常にネイリストの仕事を見ていらっしゃいます。

やはりお客様もサロンでどういったものを使っているのか興味があるようで、頻繁に聞いてくる方もいらっしゃいます。そういう意味でも神経を使いますし、よく聞く方の方がクレームといいますか、ご意見をくださる方もいましたね。

そういう方は大抵ご自分の中である一定の基準があって、それに反すると「違う」と感じられてクレームに繋がっていくようです。

ただ、お客様が第一なので仕方がない部分もありますけど、お店のスタンスというのもあるので、その辺はご理解頂きたいなと思う事もあります。

私はクレームといってもお客様からの率直な貴重なご意見として受け入れているので、大変というより、ありがたい気持ちでとらえるようにしております。

仕事は大変だったが、お客様の要望通りの仕事が出来ると嬉しかった

――この仕事をしていてよかった事は何ですか?

たくさんあるんですけど、どれもいい経験になりましたね。技術も得られましたし、ネイルが嫌いにならずに今までやって来られたので、本当にオーナーには感謝しています。

お客様から「これがやりたい」というデザインをくみ取ることができ、そのご要望を再現出来た時は、楽しいですし嬉しかったですね。

――仕事をしていて不満に思う事はありましたか?

どんなお仕事でもあると思いますが、私も場合もそういった時もありました。

――他の業種と比較してこのお仕事はどう思われますか?

前職が貿易関係の事務の仕事で言われた事を淡々とこなすだけでしたので、今のネイリストの方が自分に向いているのかなと思います。

やはり何かを作り上げるという楽しみがあるのは自分にとっても励みになりますし、好きな事をやってありがとうと言ってもらえ、お金をいただけるというのは1番幸せな事だと思います。

それからネイリストも1種の職人で自分との戦いなんだなと強く感じますね。

あくまで接客業なのでお客様の顔を立てる事が大事

――働く上で注意するポイントはありますか?

あくまでお客様がメインであって自分の主張を強く出さないように心がける必要がある事ですね。いくら腕が立つからといってもお客様のご要望に応える為の技術であって、自分の技術を売り込む為にやる事は間違っていると思います。

――仕事をする上で何か資格を取ったり、勉強をしたりする必要はありますか?

私が働いていた所では資格はあまり重視されていませんでした。もちろん一定の基準はありましたけど、どちらかというと現場で使えるかどうかが大事で、資格等に関してはそこまで求められた事はありませんでした。

もちろんサロンによって方針は違うと思いますけど、少なくとも私は今でも現場重視の考え方が大事だと思っています。

――働く上で参考になる書籍やHPはありますか?

私が参考にしているのは小笠原先生というネイリストの認定講師の方がいらっしゃるんですけど、その方のネイルアートの本が凄く好きですね。

それから好きなネイリストはgenkiいうネイリストの方で、かなり独創的なネイルアートをする事で有名なんですよ。毎回コンテストで入賞される方なんですけど、本当にアートのセンスや技術が凄いので尊敬しています。

経験と技術を信じ、自分の可能性を信じてみたかった

――このお仕事を辞められた理由は何ですか?

申し訳ないですが、具体的な内容については言えませんが、オーナーにはとても感謝しています。ネイルの仕事だけでなく貿易会社の仕事も辞めて、地元に引っ越しました。

それから自分でネイルサロンを開く為の準備をしていたので、すぐに独立した訳ではありません。サロン開店の為の準備期間は、1ヶ月か2ヶ月ぐらいだったと思います。

好きな仕事の技術を身につけたのだから、これまでの経験と技術を信じ、また自分の可能性を信じてみたかった。それで始めようと思いました。

また、地元に地域密着型で主婦や学生にも通いやすい価格設定のサロンが少なかったので、私はもっとネイルを多くの人に知ってほしい、働く女性に癒しの時間を手軽に提供したい!と思ったのが一番の理由です。

アシスタントの時はオーナーがやってくれて自分はやらなかった経営のことなどがあったのですが、1人ですから当然オーナーがやってくれていた事も自分でやらないといけなくなって、オーナーの苦労がようやく分かったような気がします。

私は人に声をかけたりするのが苦手なので、あまり集客が得意ではないんですよ。アシスタントの時もそうだったんですけど、駅前での呼び込みとかを積極的にやるのが苦手なので正直受身でした。

このように集客はかなり難しいところなんですけど、アメーバブログでサロンの場所やメニュー内容は掲示しているので、まずはそういうところから集客をやっています。

開店してまだ2週間ぐらいですから、手探りで試行錯誤している状況で、まだ準備期間といったところです。

収入の見通しもまだついていないです。しかしこれからの夢実現のため、見通しと目標はいつも掲げています。

私はあまり不安を持たないようにしています。不安を持っていると仕事をしている時に顔出てしまってお客様を不安にさせてしまうので、楽しみを8割ぐらい持つように心がけています。

そうすると毎日が楽しいものになっているので不安はないですね。

目標は、土地柄、高齢者の方が多いので、介護や心のケアとして受け入れられ、デイケアや老人ホームへのサービスとして新しいネイルを開拓していきたいと思っています!

――この仕事に向いている人、向いていない人について教えて下さい。

やはり接客業なので、素直で相手の気持ちを感じ取ることができる方が向いていると思います。逆に我慢が出来ない人や、仕事でも接客でも自分思考になってしまう人には、向いていないと思います。

――ネイリストに興味がある人へのアドバイスをお願いします。

ネイリストを志す方の多くは、採用条件がネイリスト検定取得していることというのが1番最初に通る道だと思いますが、そればかりに囚われない方がいいと思います。

お店で働く事になれば現場至上主義になってしまいますので、試験勉強ばかりでなく自分でネイルアートの練習をしたり、ネイル関連のイベントに参加して色々な人に出会ったりする方が刺激を受けますし、自分の目標や憧れをもつことができます。

そうして楽しく経験を積んでいけるとステキなネイリストになれると思います。

とにかくネイルが手に職になったら、自分が一番ネイルを楽しむこと! それをお客様に伝えることです。心のセラピーにもケアにもつながる癒しの時間を提供していってほしいです。

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