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臨床検査技師 池田真由美

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病院や健康診断の会社で活躍!臨床検査技師のお仕事

看護師志望の進路を変更して臨床検査技師になりました

臨床検査技師として働いていた池田真由美さん

――自己紹介をお願いします

今は家庭の事情でお仕事をしていないのですが、過去に病院(血液・生化・輸血・一般)と健康診断の会社で、臨床検査技師として働いていました。

臨床検査技師とは、医療機関で検査をする仕事です。健康診断でみなさん採血や尿検査をされると思いますが、その検査をして数値を出します。エコーの検査や心電図もします。

母が看護婦だったので最初は看護師志望だったのですが、少し方向性を変えて「臨床検査技師って面白そう!」と思い、学校に行って資格を取って働くようになりました。

臨床検査技師と看護師では、専門的な勉強は違うと思いますが、医療の基本となる分野については似ていると思います。検査技師の方は、化学や物理が科目としては多かったです。

臨床検査技師の職場

――お仕事されていた場所はどちらですか?

病院と健康診断の会社で、大きく分けると2箇所です。

病院は、産休の方の代わりで1年少しくらいの期間限定のものが2回で計3年弱していました。正社員で健康診断の会社、結婚後はパートで健康診断の会社と、雇用形態自体は大きく分けて3パターンですね。

検査技師会が県毎にあるので、最初はそこに行って聞いて応募しました。ハローワークで募集されていたところや、元働いていた職場からの紹介もあります。

面接で聞かれたのは「やって欲しい仕事内容はこんなことです。出来ますか?」等でした。

働いていたのは、私は今40歳ですが、病院に勤めていたのが20代後半だったので、年上の方が多かったです。結婚してからパートで勤めた健康診断の会社も、同年代から年上の方が多かったです。

臨床検査技師とはこんな仕事です

――仕事の内容について教えてください

健康診断でしたら心電図をとったり、身長体重を測ったり、採血をしたり、エコーをしたり、尿検査、便の検査がありました。

病院の方では、血液検査の種類が細かく分かれていて、専門的な検査が多かったです。

仕事の内容によって違うと思うのですが、機械の操作だけの作業は、きっと早く覚えられると思います。

技術的なものを求められると時間がかかると思います。血液像で血球を見分けたり、尿検査の細胞を見たりするのは、なかなか慣れません。

慣れるのと、それが出来るようになるのでは違うので、求められる仕事内容によってまちまちだと思います。

――体力は必要ですか?

病院だけの平日勤務だったら、普通程度の体力で出来ると思います。

当直があったり、健康診断だと、荷物が重かったり移動が長かったりするので、そういうのだと体力が無いとしんどいと思います。

大きな病院だと当直があります。私も病院の時は月に3回くらい当直をしていましたが、年配の方は当直がしんどそうだったので、体力は必要だと思います。

当直での仕事の内容

――臨床検査技師の方は当直でどんなお仕事をされるのですか?

病院に行ったら、当直の先生と看護師さんが居ると思うのですが、採血をしたりしますよね? その検査をするのが検査技師なので、居ないと出来ない検査もあります。

インフルエンザが流行っている時等は、インフルエンザの検査も検査技師がするので、冬場に夜中起こされるのはインフルエンザが多かったです。

先生が診断する時には、見た目だけでは無く、検査のデータが根拠になります。

全ての病院で検査技師が居るとは限らないのですが、県立病院等の大きな病院には居ると思います。

――臨床検査技師をされていて困ったトラブルはありましたか?

トラブルは医療事故につながるのですべてにおいて注意しなければなりません。しかし、機会を相手にすることが検査技師は多いので、「何で動かないのだろう?」とか「このエラーはなんだろう?」とかは、よくありました。

それぞれ機械のご機嫌があるみたいで、ご機嫌に動いてくれる事の方が大半なのですが、たまに「なんで?」と言う時に当直だと、すごくびびります。1人しかいないし、他の人を起こせないですしね。

そういう時は、1人でマニュアルの本を見て頑張ります。どうしても駄目だったら上司か担当者に連絡すると思います。

臨床検査技師になる方法から収入まで

――臨床検査技師になる為に必要な資格は何ですか?

臨床検査技師の国家試験に通ったら、検査技師として働けます。専門性が求められるようなエコーとか細胞や血液像などは、それ専門のテストがあると思います。

私の時は、エコーや細胞診はテストを受けないと駄目だったと思います。今はいろいろ増えているようなのでわからないです。

――国家試験を受けるまでに入る学校はどんなものが有りますか?

私は臨床検査科を受けたのですが、多分看護師が看護学校へ行くように、科はあると思います。

私は神戸なのですが、私が受験した時は2つの短大に臨床検査科があったので、2択でした。今は四年制大学になっているのですが、多分、科だと思います。

勤務時間と休日

――大体1日の勤務時間はどのくらいでしたか?

9時~17時が基本でした。病院だったら、その病院が開いている時間です。当直があったら、病院が開いていない時間が当直の時間です。

基本的には土日休みの週休2日です。当直したら翌日休みなどもありますが、施設によって違うと思います。

休みの日に呼び出されることは、私が勤めていたところではなかったのですが、当直の検査技師を置いていないところでは、呼び出されたりすることがあるみたいです。

健康診断はバラバラなのですが、相手先に出向いて検査をするので、例えば健診会場が移動で2時間かかるところだったら、8時開始でも6時に集合して移動することがよくあります。

定時制の学校の先生が相手さんだったりすると、夜に合わせて行くので、夜遅くなります。ばらばらですね。

健康診断でしたら春と秋が多いのですが、病院だと週明けの月曜日や、検査がよく出る外来があったら、その時が忙しいと思います。施設によってバラバラだと思います。

年収は、病院の時は県立だったし当直もしていたので、400万円は超えていたと思います。パートの時は時給で1400円いただいていました。

他の仕事と比べて残業が少ない!?

――臨床検査技師になって良かったと思う事、楽しいと思える事はなんですか?

どういう関係の仕事でもそうだと思うのですが、仕事の内容がプライベートに活かせます。医療関係だと、身内が健康診断をしたり病院に関わったりした時に役立ちます。

私がパソコンの本を見て少し難しいことが書いてあると拒否反応が出てしまうように、全然知らない世界だと皆さんそうなることが多いと思います。

でも臨床検査技師をやっていたので、家族の健康診断表も理解して見ることが出来ますし、家族にも説明することが出来ます。

知らない検査をする時は怖いものですが、そういった時も家族として安心させてあげることが出来ますね。

出来なかったことが出来るようになると楽しいと思います。

血液像も細胞診も、顕微鏡で良い細胞と悪い細胞を見分けます。最初見た時はさっぱりわからなかったのですが、それが勉強したり教えてもらったりして、自分でも判断できるようになってくると、「楽しいなー」と思います。

エコーもそうだと思います。専門性が求められるものをわかるようになってくると楽しいです。私は、エコーは出来ないんですよね。これって難しいんですよ。

――臨床検査技師になって苦労した事はありますか?

職場の不満や仕事内容の不満は、あまり思った事はないのですが、「もっと出来たら良いのにな」「何で出来ないんだろう?」と思うことは多かったです。

「出来るのと慣れるのは違う」との話もあったように、「もっと早く出来るようになったら良いのに」と思いました。

あとは、検査技師のように特殊な仕事になると、職場の選択肢が少ないことですね。

私は色んなことに興味があって色々な仕事をしたのですが、結局時給を考えたら「検査技師の方が割が良いな」と思って、臨床検査技師に落ち着いてしまう感じでした。

検査技師は、大体同じことの繰り返しで、ルーチンワークが多いです。機械相手のことも多いので、人と接することが苦手な方には楽かもしれません。

エコーや心電図はどうしても患者さん相手になってしまいますが、検体検査は人と接することは少ないです。

残業や、勤務時間外のサービス残業などは大抵無いので、そういうところは他の業種と違うと思います。時間の予想が立てやすくて、5時に仕事が終わるから、6時に予定を入れることが出来ます。

興味がある方へアドバイス

――臨床検査技師に求められる事、働く上で注意するポイントはなんですか?

間違えたら大変なことになるので、正確さ・慎重さだと思います。医療事故を起こさないこと、ダブルチェックでミスを防ぐことです。

――長く続けられる仕事だと思われますか?

皆さん長く勤めていて、結婚されてからも続けられる方が多いので、それが逆に後から入ってくる人間にとっては、畑が狭い事に繋がるかも知れませんね。

雇用条件にもよるとは思いますが、最初に勤めたところで長く勤めている人が多いと思います。

向いている人・向いていない人

――臨床検査技師に向いている人・向いていない人は、どんな人ですか?

医療事故を起こしてはいけないので、報・連・相というか、自分が迷った時に自分の判断で決めずに、ちゃんと上の人に相談できることが大事だと思います。

医療はどんどん進歩していきますので、「勉強しよう!」という意欲がある人が良いと思います。勉強会なども結構あるのですが、そういう所へ行っている人の方が腕は確かですね。

臨床検査技師になる為の進路

――臨床検査技師というのは、理系から入った方がなり易いですか?

そうですね。私は、入ってみて「理系だな」と思いましたけどね。入ってからすごく苦労しました。

私は理科で言うと、選択は生物で入ったのですが、学校に入ってみたら生物は1科目だけで、化学や物理、有機化学・無機化学・物理なんとかと、化学と物理の科目が何個あるんだ?って言うくらい、科学と物理だらけでした。

元々、私は高校自体は文系で入ったんです。看護婦を目指す人が殆どのクラスに居たんです。医療関係の受験に必要であろう科目をする文理系クラスが1クラスあったので、そこに入ったのですが、受験する科目はそんなに変わらないと思います。

文系からでもできると思います。ただ、文系の大学へ行って検査技師の試験を受けても駄目だと思いますので、最終的には臨床検査科に入らないと無理だと思います。

臨床検査技師になりたい方へアドバイス

――臨床検査技師になりたいと思っている方へアドバイスをお願いします

就職してからも常に勉強することが必要になってくるのですが、それが無駄になる事は無いと思います。

後々、家族や大事な人が病気になった時にその知識が活かせることもあると思います。

医療は、誰しも1度はお世話になると思いますので、医療関係の仕事に就くのは、そういった時に役立つと思います。お医者さんになるのは難しいですが、検査技師はなれると思うので、良いと思います。

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