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インタビュー

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旅行会社の添乗員 竹下はるか

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旅行会社の営業部で企画・添乗のお仕事内容について聞きました

新卒で旅行会社に就職

旅行会社の営業部で働いていた竹下はるかさん

――自己紹介と、どんなお仕事をされていたかを教えてください。

竹下はるかと申します。今29歳で、結婚を機に3月で退職しました。正社員でした。

旅行会社で営業部に所属していたんですけど、営業だけでなく企画とかパンフレットを作ったり執筆作業をしたり、添乗員として実際に現地についていました。

学生の時に旅行会社を中心に就職活動をしていた中で、説明会があるのを見ました。

最初は名前を聞いたことがない会社だったので軽い感じで行ったんですが、実際に話を聞いてみると、他の旅行会社とは違って、自分もツアーを作って添乗員もできるというのが魅力で入りました。

元々外国語を勉強していたので、それが活かせて、自分も実際に添乗員で行けるという希望と合っていたので選びました。

面接は、幹部の方が3人ぐらいいらっしゃって、何で入りたいのかとか学生時代に何を頑張ってきたのかという程度でした。

最後の社長面接は社長が一方的にお話しされて、質問というのはあまりされなかったです。

ツアーを企画することもある営業の仕事

――お仕事の内容はどんなことがありますか?

事務もありますし、主に営業だったのでお客様と毎日コンタクトを取るのが仕事だったんですが、電話での営業が一番多かったです。

リピーターのお客様が多く、あまり大々的な広告も出さないので、本当に口コミとかで広がっていくような感じだったので、リピーターのお客様にごあいさつを兼ねてお薦めの旅情報をお伝えしたりしていました。

暑中見舞いを出したり年賀状を作ったりする仕事もしました。お客様との距離が近い営業です。

企画や添乗員としての仕事も、月に1度あって、多い時は月2回のこともあります。

経験を積んでいけば、自分でツアーを作って、自分が以前ご案内したお客様に「今度ここに行くんですよ」と営業して、ご契約をもらって一緒に行くということも一貫してできるので、行きたい所のツアーを作ってしまえば行けますね。

仕事は1年ぐらいで慣れましたが、覚えることは、たくさんありました。6年目になっても分からない仕事も結構ありました。

旅行会社の概要

――この旅行会社ではどんな年代の方が、何名くらい働いていましたか。

中堅の方がすっぽり抜けてしまったので、若い人が多かったですね。

幹部は40代の方が中心となっているんですけど、20代と40代というところですかね。30代は少なく感じます。

年配の添乗員も、少ないけれどいますね。お客様も添乗員がかなり年配だと「大丈夫かしら?」と不安になってしまうので、やっぱり若手が中心になってくるんじゃないかなと思います。

支店は全国にあるんですけど、東京店だけだと80人ぐらいですかね。添乗でいなかったりするので、常にいる人数は50人ぐらいだと思います。

同期は全国で20人くらいいたと思います。東京店だけで15人くらいですね。

服装は特にこれという指定はないんですけど、やっぱりあまり短いスカートや、凄く明るい髪色だと注意されます。それさえ気をつけていれば、スーツですけど私服で良いんです。制服は無いです。

臨機応変な対応と体力が求められる仕事

――ひとりで色んな仕事をするのは皆さん同じ条件なんですか?

そうですね。でも営業は営業と一応決まっていて、その中でアジア担当とかヨーロッパ担当というチームに配属されます。

そのヨーロッパ担当の中で、私はイタリア担当とか決められていて、イタリアのツアーを自分が中心となってチーム全体で営業します。

だから自分以外の人ももちろん売ったりするんですけど、とにかく色んなことをやりますね。

外回りをすることも、たまにあります。検討してくださるお客様がいらっしゃるときには家に訪問したりするんですけど、そんなに頻繁ではないですね。

体力はかなり必要ですね。やっぱりサービス業なので、日本にいる時は営業活動で朝から終電まで働くこともありました。

添乗ですと海外で常にお客様と一緒にいてホテルも同じ所に泊まって24時間態勢でやっているので、時差にもすぐに慣れないとというところですね。

あと合間を縫って夜でも下見とかレストランの場所を確認しに行ったりするので、やっぱり若い添乗員でないとできないかなと思います。

求められることは、臨機応変に対応できる力だと思います。

旅程管理者資格や語学力が必要

――このお仕事をする上で必要な資格や、特別な勉強することはありますか?

添乗員は資格が必要なので、入社前に旅程管理者の研修を受けて、入社してから実際に実地で添乗に行かせてもらって、やっと正式なものが貰える資格があります。

あとは個人個人で、フランス担当だったらフランス語の勉強をしたりすることはありますけど、絶対に持っていないといけないのは添乗員の資格だけです。

英語はやっぱり話せた方が色んな地域に添乗で行かせてもらえるので、できた方が良いんですけど、まったくできなくても中国とか東南アジアなどでは日本語のガイドさんがつくので、全然英語ができない社員も実際にいます。

でも空港とかホテルでは、英語でチェックインしないといけないので、最低限の英語は話せないと駄目ですね。

――働いていて困ったトラブルはありましたか?

添乗先でお客様が倒れてしまったことです。ロシアで、一緒に救急車に乗って病院に行ったんですけど、ロシア語しか通じなくてコミュニケーションを取るのに困ったことがありました。

お客様の具合が悪くなることは、そんなに多くはないんですけど、シニアの方なので転んだだけで骨折してしまうとか、たまにありますね。

残業が多く休日出勤もある

――1日の勤務時間帯や収入はどうなっていましたか?

9時半が朝礼で、18時半が終礼です。

残業になることはいっぱいあります。ノー残業デーという日もあったんですけど、皆終礼してすぐ帰ることはほぼ無いですね。体調が悪くて無理という人は終礼後すぐに帰ったりしますが。

あとは幹部になると朝8時半から会議やミーティングが始まるので、朝の分の残業もあります。

特に忙しい時期や曜日は無いですね。うちの顧客層は仕事が終わっているシニアが多かったので、よく言われるお盆やゴールデンウィークのピーク時は、むしろツアーが出るのが少なかったんです。

「毎日日曜日」という方が多いので、あまり時期とかは関係無いんです。

でもやっぱり旅行会社としては年末年始やゴールデンウィークのツアーにお客様を行かせたいので、声が無いけど営業しなければいけなくて、逆にがむしゃらな営業で忙しい時期はあります。

土曜日も出て皆で集中営業しましょうとか、お客様がいないがための忙しさはあります。

お客様がいて事務作業が忙しくなる時期は、5月とか10月とかの気候が良い季節です。たくさん申し込んでくださるのでツアーもたくさん出て、申込書の処理ですとか冊子を作ったりという事務作業が発生します。

お休みの曜日はカレンダー通りでした。土日祝日、あとは年に一度連続休暇が7日間とか9日間貰えました。

休日出勤はあります。あと何人集まらないとこのツアーが催行できないというのが決まっているので、一生懸命集めるために、土曜日に皆で集まって9時半から12時半まで電話をかけたりします。

ただその時はチームのみんなで「半休対象でやろうね」となったりもするので、平日の午後とかに、13時半まで仕事をして早めに帰ることもできます。

でもやっぱり自分の仕事が終わっていないとか、添乗で初めて行く所も多いので準備するために会社に来てコピーしたり色々資料を作ったり、そういう個人的な仕事は半休や代休の対象にはならないですね。

月収は手取りで20万円ぐらいでした。若干の昇給はあります。なので、6年目になっても1年目の基本給とさほど変わらない感じです。

ただマネージャーやチーフになると役職手当がつくので、それでかなり差は開くんですけど、上にチーフやマネージャーが詰まっているとなれない人もいます。

ボーナスは出ます。年2回で、2ヵ月分とか1.5ヵ月分とか、その時の成績によります。

ノルマ達成が辛いが、いろんな人と出会い人生勉強に

――旅行会社で働いて良かったと思うことはどんなことですか?

色んなお客様に会えて人生勉強になったなということです。

特にお医者様や会社をやっている裕福なお客様が多かったので、接客とか敬語とか手紙の書き方に気を遣ってできるようになったのは良かったなと思います。

あと色んな所に行けたのは良かったです。

――働いていて大変とかつらいと思ったことはありますか?

いっぱいありますね。あり過ぎて分からないくらいですけど、働いていてつらいと思ったのはノルマが全然達成できない時です。

目標ノルマがあって、それに対して今どれくらいの収益で、達成率がどのくらいで、と計算するんです。幹部になると幹部会というのがあって、そこで達成率とかが全部公表されるんですよ。

私はマネージャーで幹部になったんですけど、私達のチームが一番どん底で、それが公表されるたびにつらいというのがありました。それが結構つらくって辞めたというのもあります。

体育会系で人を楽しませることが好きな人に向いている仕事

――旅行会社で働くうえで参考になるものは何かありますか?

映画鑑賞は参考になると思います。新しいツアーを作り添乗で行く時もそうなんですけど、初めて行く所は全然イメージがわかないじゃないですか。

なので、そこの映画を観て勉強すると、写真で見るだけじゃ分からないような空間的な雰囲気とかも掴めます。

あとはそれを話題にして添乗中にお客様とお話しして紹介もできるので、事前に本だけじゃなくて映画で勉強したりはしていました。

――このお仕事は長く続けられる仕事だと思いますか?

思わないです。男性はいいと思うんですけど、女性は体力的に難しいかなと思います。

結婚しても続けることはできるんですけど、忙しすぎてコンビニ弁当とかごはんが食べられない日もあって、結婚を機に一回リセットして体のメンテナンスをして元気な赤ちゃんを産めるようになりたいなと思ったので、結婚を理由に辞めました。

――このお仕事に向いている人と向いていない人はどういう人だと思いますか?

愛嬌がある人が向いていると思います。いつも明るくて、楽しい事が好きな人は向いているんじゃないかなと思います。

形のある商品ではないので、いかにお客様を楽しませてなんぼなので、人を楽しませるのが好きな人とか、友達の誕生日プレゼントを選ぶのにわくわくするという人は、特に添乗員に向いていると思います。

添乗員だと凄く華やかなイメージを持って入ってくる子もいるんですけど、全然違います。体育会系な仕事です。体力と精神力がないとついていけません。

淡々と9時半に来て18時半に帰るという働き方をしたい人には、向いていないと思います。

――旅行業界で働くことに興味がある方へアドバイスをお願いします。

好奇心旺盛に、色んなことに常日頃からアンテナを張っていると良いと思います。

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