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インタビュー

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うちかわ指圧 木村洋介

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うちかわ指圧院長の木村さんへインタビュー

指圧の浪越徳治郎に入門、導かれるように自然な流れでした

うちかわ指圧院長の木村洋介さん

――自己紹介をお願いします。

本名は木村洋介と申します。いたってポピュラーな普通の名前なんですが、ニックネームがありまして、賛否両論あるんですけど、「やばすぎるようすけ」といいます。年齢より若く見られるんですけど、39歳です。

仕事は、くくりでいうと医療従事者という職業です。あんまマッサージ指圧師という国家資格を持っていますが、僕は指圧師だと思っています。

あんまマッサージ指圧師という正式名称ではありますが、指圧一本でやっているので、指圧師です。

うちかわ指圧という治療院を自分で経営しています。基本的には1人でやっています。うちかわというのは川の名前なんです。隣にある川です。

中2から学校へ行かず

――今の仕事に就いたきっかけは?

僕は紆余曲折、波乱万丈の人生で、きっかけはないんです。

僕は中2の途中から学校に通っていないんです。正確にはちょっと特殊な、当時は超画期的な、日本で1校か2校というような学校に通い続けたんですが、通常の学校とか会社とか社会のコースを13歳ぐらいから一切通っていないんです。

中2から学校に行かずに、その後色々とありとあらゆる体験をしました。波乱万丈紆余曲折あって、学校や会社など普通の社会から外れたような結構特殊な経歴を歩んできました。

そして万策尽きてすべての道が閉鎖されて、このまま社会不適合者として廃人のように生きていくのかなと思いました。

これが最後のチャンスとか、この道しかないとか、これを逃したら他にはないとかいう境地もはるかに超えていて、このまま死ぬのかなと思っていた時に、スーッと導かれて浪越徳治郎の門を叩いて入門したんです。

スーッと自然に引き込まれて入っていったとしか言いようがないです。27か28歳の時でした。

浪越徳治郎は伝説的な人で、「アフタヌーンショー」とか「元気が出るテレビ」とかに出たりして、晩年はお笑い芸人みたいで、若い人はお笑い芸人でしょって言うんですけど、そうじゃなくてものすごい人なんです。

きっかけという感じではないんです。それぐらいしか答えられないんです。

――浪越徳治郎さんとの出会いというのはなんだったんですか。

分からないです。本当に全く自然な流れです。

色々な手技療法よりも指圧一本

――それまで指圧とかやったことなかったわけですよね。

ないと思います。でも指圧しかないという気持ちはありましたね。

例えば手技療法はいっぱいあるし、地元にも大きな東京衛生学園という、その道では権威のある資格を取るための養成校があったんです。でも地元にあるにもかかわらず、僕の中では指圧一本というのが常にありました。

国家資格は、大きく分けて鍼灸と柔道整復師とあんまマッサージ指圧師という3つがあるんです。

その3種類の選択肢があって、地元に権威ある大きな代表校もあるのに、浪越指圧の心の指圧、母心指圧というのが頭にありました。

有名な、浪越徳治郎先生の名ゼリフ「指圧の心は母心、押せば命の泉湧く」というずっと昔に本当の真理を解き明かした言葉があって、そこへのこだわりで、指圧一本で他のことはやらない、それだけでした。

他のどこの学校でもないし、他の手技療法でもないし、指圧一本というこだわりは常にあります。

みんな素晴らしいけど、僕は指圧最強というのを疑ってないので、それは揺らいだことはないです。

僕は指圧しかないというのは最初からはっきりしていました。指圧を受けても、自分が施術しても、僕は指圧一本ということにこだわりがあって、他の手技療法や先生も素晴らしいけど、僕は指圧一本ですね。

気持ちが疲れたお客様の心と体を癒す、うちかわ指圧

――主な仕事内容について教えてください。

指圧をすることです。

――どんな方がいらっしゃるんですか。

色々います。私のところの患者さんに顕著な傾向は、当たり前だけど心と体は2つで1つ、密接な関係では無くて、ひとつのものなのです。心身統一は、気の修行から。自然体から。

だから心が優しいとか真面目な人、気持ちが優しく繊細であるが故に、気持ち的な病までは行かなくてもそういったものを抱えてる人というのが多いです。

指圧というのは筋肉だけを押しているようで、すべてにつながっているんです。

だから例えば大脳の海馬に記憶を貯蔵するところがあるんですが、ある意味では指圧は過去の記憶も浄化できるという事も科学的にも言えるんです。指圧のひと圧しは、脳にも影響しています。伝わり、繋がっています。

それが心の指圧ということです。私は気の勉強、修行を、心身統一は気の道ということでやっています。

ゆっくり、じわじわと圧していって、いちばん深い所まで圧しきって止めて、止めるところでそこで気とかエネルギーとか心身平安が注がれていくんです。

東洋思想が源流にあるんですけど、タオ指圧の人とかも書いてるんですが「その人の過去の経験とか体験、思いを癒せるのは指圧です」と。

そういう気持ち的に疲れている人、苦しい方が、どこから聞いたのか分からないけど遠くからも見えます。だからそこは天命だと思います。心と体に平安を心の指圧で注ぎ込んでいくというのが僕のミッションですね。

――体が痛くて来るというより精神的なもので来るんですか。

もちろん体も痛くて、それは2つで1つなので分けて考えることはできないんですけど、今大体現代人の症状の9割ぐらいは神経系統、気持ちの問題から引き起こされているものだと思うので、全て一つですね。

役割がこれからすごく大きくなると思います。これからの時代、社会はもちろん需要もこれだけありますけど、役割は果てしないと思っています。

思考を捨てるのがうちかわ指圧のやり方、心構えはありません

――お仕事をする上で必要な技術や心構えは?

ないんですよ。私は天然自然なので。

合気道もそうですけど、例えば思念、思考、頭で考えることも必要ですけど、アレコレ思考する、考えるのが私にとっては流れを止めてしまいます。

すごくもったいないというか無駄なことで、基本的に治療中ゼロ思念です。思考を持たないです。

あと例えば、触診のために手を当てますよね。その時「じゃあ手を当てますね、触診しますね」と言って構えて手を当てた時、ここで思念思考が入って構えてしまいます。

患者さんにスッと入っていく導入部で、手当てをしますよという思念とか概念があって、ここで気の流れが止まっちゃうので、ここはもうスッと患者さんの心身に入っていくので思念思考はないです。

あと、どうこうしたいという自我、例えばこの患者さんを良くしたら自分がどう評価されるかとか、治したいとか、そういう自我とか思考思念というのは人によって必要な人もいますけど、私はこれは全く必要じゃないです。

大自然のメッセージを身体に流し込むパイプ役

こういうことは表現に気を付けないといけないけど、結局私って自分が指圧をしてるんじゃなくて、媒体なんですね。

大自然や地球や宇宙、極端な言い方をすれば天とか神といったものの平安、平和なメッセージというようなものが、自分を通して自分の天柱という頭頂の経絡にまっすぐに繋がっていって、それがスッと自然に降りてきて自分の中心を通っていくんです。

それが指圧の垂直圧で、患者さんに下りていく。私はそのパイプ役、媒体なんです。

これはなかなか理解しにくい人もいるかも知れないんですけど、私はもう自分で内観して深く潜っていってそれが真実であることを知っているし、ちょっと現代の社会ではなかなか極端かも知れないけど真実ですよね。

だから媒体であるパイプ役を通って患者さんに下りて行って、それがまた患者さんから地に根差して地球を循環して行くというサイクル、自分はその一部、大宇宙の一部です。

すべてが大きな一つで循環して周っていて、自分はそれを通すパイプ役なので、そこに自我とか思念とか思考は要らないんです。それがあると自分の中で滞っちゃうんです。

スーッと降りて入ってきたものが、脳に思念があると止まっちゃうし、「どうしたい」とか「どうなりたい」とか自我もゼロにはなりませんけど、治療の時は天の媒体としては必要ないことです。

合気道でもそうなんですけど、構えた瞬間に気が止まっちゃうんです。構えたり、「○○しよう」と力が入ったり、「さあ始めよう」という時点で気は止まってるんです。

それは私の役割じゃなくて、そのまま浸透していけばいいので、スーッと入ってスーッとそのまま伝えればいいんです。

スピリチュアルではなく長年の地道な実績

もちろん長年勉強も修業もしたし、本当に長い間地道な、14年間による修練の積み上げは根底にあります。だから、スピリチュアル系じゃないかと思う人がいるかも知れないんですけど、実は真逆です。

私は人生のどん底も死にも直面して命の危機まで経験して、波乱万丈紆余曲折あって、14年間ひたすら地道な作業を積み上げ、来る日も来る日も1回一押し積み上げて、ここまで来て結果的に見えないものもあるねと言っています。

なので、もしかしたら不思議系スピリチュアル系と思う人がいるかも知れないけど、これはそう思うのも無理はないんですけど、真逆ですね。

指圧は経絡治療なんです。経絡ってツボの流れを押していくんです。経絡の流れというのは血液の流れでもあるけど、それは私が39年間かけて見てると、目には見えない気の流れなんです。経絡の流れは気の流れで、生命エネルギーの流れなんです。

それを流していって、私はその人の自然治癒力とか免疫力といったその人の中心に返していくんです。その手伝いをしているだけで、治療するんじゃないんです。

先生がいて、一方的に患者さんを治療します、ということではないんです。そういうことを言う先生は私は信用しないです。「俺が先生で治してあげるんだ」というのは、あり得ないですね。

だから本当に天然自然なんです。

もちろん長年の気が遠くなるような修行とか修練が土台にあるんですけど、その末に今は私が天の媒体という存在としてただ触れているだけで、方法論もテクニックも思念も思考もどうしたいもこうしたいも全くないんです。

もう今はそれだけです。

パパッとお客を捌くのではなくじっくり指圧していく―治療時間は最低60分

――お仕事はどれぐらいで慣れましたか。

考えたことがないな。まだ慣れていないですね。慣れるという概念がないですね。

一期一会が当たり前だし、私は一指一会だと思うので、慣れることは生涯ないです。

生き物なので、一押し一押し、何十万回押しても同じものは1回たりともないし、同じ患者さん、常連さんを100回治療したとしても1回たりとも同じ治療はないです。一生慣れません。

――忙しい時期や時間帯は?

土日のみんなが休みの時は忙しいです。結構目いっぱいです。

――お1人何時間とか何分とか決まってるんですか。

私はあまりバババッ、チョンチョンチョンという感じとは真逆の治療をしていて、60分で頭の先から足先まで、じわっと押していってゆっくり止めてじわっと離すというのを全身やっています。

なので、最低60分です。90分の時もあれば、もちろん場合によっては30分とかもやりますけど、基本的にパパパッとやっちゃうのとは対極の治療なので、私の治療は最低60分です。

――普段の仕事の中で気を付けていることはありますか。

あるがままです。気を付けないです。

――仕事の中で困ったトラブルはありましたか。

例えば今のような、仕事のきっかけとか、どれくらいで慣れましたかとか、心構えとかに、あまり興味関心がないんですよね…僕の場合はですけど。

そういうふうに聞かれたことも珍しいし…あまりないですね。

天皇陛下に遭遇?!思考ゼロが最強の状態

――一日どれぐらい働いてますか。

臨機応変に、自分ができる時は時間外でも治療するし、臨時でもやるし出張もするし、まちまちです。基本8時間ぐらいです。

休みも決まっていないです。気が向いたらちょっと休もうかなと思う時に、時々、平日とかに休みます。前日に明日休みますというぐらいです。

需要があるのであまり休まないですけど、それも本当に生き物だから、この日この時間にやってほしいという人を断っちゃうと次はないんですよ。次に治療した時は違う治療になるんです。

その人も違う命だし私も違う命だし、またそれは一期一会、一指一会で命も常に流れ動いているので。

最近は休みの日までゼロ思念ゼロ思考で、どうするか全く決めないで、自動的に足が向くまま、魂が喜ぶ方向に自然に歩いて行くというのをやるんですけど、それで面白いことがありました。

この間、ただ感じるがままに歩いてたら、天皇皇后両陛下に会っちゃったんです。

その話を人にしたら、ゼロ思念で歩いてるとそういう波動の状態になったから天皇皇后両陛下に会うような状態になったんだという話で、そうなのかなと思いました。

それでその続きがあって、次の朝にまた道でばったり、石原慎太郎の秘書をしていた、現国会議員のS先生と会って立ち話したんです。

これはやっぱり思念は必要ないな、考えとか余計だなと思いましたね。それを取っ払うとそういうことが自然と起こるんです。

そういうふうに、心構えとか考えちゃうことは全く意味がなく無駄なんです。取っ払った状態が最強の状態です。

座学ばかりの人は大成しない!指圧の勉強はひたすら押して自分で感じること

――働いている中で良かったと思うことは?

オールオッケーです。良くない事があっても「良かった」と思います。

――では働いてる中でイマイチと思うこともないですね。

ないです。

――参考になる書籍やホームページはありますか。

思いつかないですね。

浪越の学生時代から明らかにそういう傾向があったんですけど、学生時代から座学、解剖学、生理学を夢に出るほどやるんですが、学生時代から自分で体感して指圧をひたすら一押し一押ししてきました。

治療、実践を積み上げないで、教科書ばかり開いて解剖学、生理学とか座学ばかりしてる人は大成しないという結果は明らかです。

参考書、本、座学、本を開く、ノートを書くという人で大成した人を見たことがないんです。そういう人ほど社会に出るともろいです。

ただただ押して押して押しまくって、その果てに何か見えてくる。目に見えない不思議系じゃなく、ひたすら実際的な一押し一押しを何十万回積み上げてようやく見えてくるものがあるので、参考図書とかは関係ないです。自分で感じることです。

――この仕事が向いている人、向いていない人は?

指圧師って超変わり者しか続かないので、指圧師自体が少ないですからね。

整体師さんや柔道整復師さんは増えていますけど、指圧治療をやってる人って実際大田区でも数名しかいないんです。

向いてない人が99%だと思いますけど、0.0何パーセントの超変わり者は向いていると思います。かなりぶっ飛んだ人でも向いていないかも知れないです。

――指圧師が少ない理由は何だと思いますか。

今あまり浪越徳治郎の門を叩いて指圧一本の弟子になっても、普通指圧で食べられないですし、指圧師が少ないのは普通でいったら成立しない仕事だからだと思います。

指圧師一本でやっていくというのは奇特な人ですね。僕みたいな人が10人とかいたら、ちょっと困りますよね(笑)。

――お客様に言われて嬉しかった言葉は?

感謝の言葉です。ありがとうございますとか、楽になりましたとかいう言葉は嬉しいですね。患者さんが楽になって穏やかになってくれれば、全ての言葉が嬉しいです。

――今の仕事で誇りに思うことがあれば教えてください。

仕事ではなくて自分の命とか天命とか存在そのものなので、誇りはないです。

他と一線を画した特性と無宣伝を貫いたことがうちかわ指圧の成功の理由

――このインタビューを見ている方にメッセージをお願いします。

僕のインタビューが参考になるのかどうか分かりませんが、経営というのは面白くて、私の生まれ育った地元の町って治療院の激戦区なんです。

今6年やっていて、何故そこで確立できたかというと、まず僕が素でやっているからです。つまり自分自身、命そのもの、存在そのものを表現してるんです。

どういうことかというと特性がはっきりしてるんです。他の大多数と私の治療が真逆なので、競合してないんです。私のところは同業者であって同業者じゃないので、同業の人が増えれば増えるほど私が目立つんです。

だから本当は競合していないし、大激戦区というのは私にとって超追い風になるんです。

あと広げないということです。ウェブとかインターネットで全くと言っていいほど宣伝してないんです。チラシすらまいていません。これは6年間徹底してきました。

広げない、ばらまかない、宣伝しない、アピールしない。それでどうするかというと、深めるだけなんです。自分の存在そのものの在り方を深めていくだけなんです。

素のそのままの存在を深めていくと、結果広がるんです。ただ広げようとしたら広がるかも知れないけど、それはどこかで止まるし、ひずみも出るし、招かれざるお客も来ると思います。

私は勉強したわけじゃなくて、そもそも最初から、広げたくない、広げてもしょうがないなと思っていました。

経営の勉強もしてなくて、経営やマーケティングなんて本をパラパラと読むぐらいだけど、核心であったのは、自分の在り方を深めていけば広がるな、というのは天然で思っていたので、それを6年間貫きました。

そしたら全くチラシすらまいていないのに、口コミ、評判、噂、紹介だけでかなり忙しくなったので、僕の経営手法はひたすら自分の在り方を深める、そして「来てください」と言わないというのは一番根底にあります。

素のままで、ただ触れている、自然体でやってる、「来てください」「うちかわ指圧がありますよ」と言わない、それが一番の経営手法です。

何も考えず目の前の一押しに集中

――最初食べていかなきゃいけないのに、お客さんもいない状態でどうされたんですか。

目の前の、今来ている一人ひとりの患者さんに最大限を注ぎ込むことしか考えていないです。

次の患者さんとか、もっと多くしよう、広げようじゃなくて、今目の前にいる患者さんにすべてを注ぎ込むことだけに集中すること、そこから始めました。今もそれは変わっていないです。

一期一会で目の前の一人ひとり、この1回、この一押しに集中してるので、次とか先とかもっと広げようとか一切考えていないです。考えると僕じゃなくなっちゃいますから、この一押しだけに集中します。

その積み上げで今いいところまで来ていますけど、それだけで、これからもそれは変わらないと思います。

広げるとか展開しようとか、発展しよう成長しようと考えることで私ではなくなって、逆効果になって流れが止まってしまうんです。

私は、たった一つ経営方針があるとしたら、自分自身の在り方をひたすら深めるということです。その結果広がるんです。

そして集中するのは一期一会、患者さんの1回1回の治療、そして今この一押しだけです。

木村さんのブログはこちら
http://kimublog.exblog.jp/

うちかわ指圧の公式ホームページはこちら
http://uchikawa-shiatsu.com/

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