新宿の速読教室に通った感想まとめ
速読って気にはなるけど、本当にできるようになるの?速読教室に通った男性に、そんな速読に関する疑問にお答えいただきました。右脳を鍛えるというトレーニングやその効果、教室に通ったことで得た様々なメリット…知らなかった速読の一面が見えてきます。
苦手意識を克服したい
速読を習おうと思った理由はなんですか。
もともと本を読むことに対して苦手意識がすごく強かったんです。本自体は別に嫌いじゃないんですけど、文字を読んでいくとすごい疲れてきて、気が重たくなっちゃうんです。
読んだ後に達成感はあるんですけど、読むまでがしんどくて本をずっと読んできませんでした。
でも自分は経営者なので、勉強しなきゃいけないことが多々あったんですね。
更に、他の経営者さんや、できるビジネスマンの方で、「この人、すごい」「とても仕事ができる」という人は、本や雑誌を定期購読している読書家の人が圧倒的に多いんです。
全く本を読まずにすごい結果を出してる人は、僕の周りでは2人しかいなかったです。
ただその2人は、あまりそう決めちゃうのも良くないかもしれないですけど「本当に世の中天才っているんだな」と思わずにはいられない、僕よりはるかに高い位置にいるのが実感できる人でした。
自分がその2人みたいになる事は、思考やいろんな部分からみても考えにくかったです。それであきらめがつきました。「やっぱり本は読むしかないな」と思ったんです。
別に本が嫌いなわけでもなかったので、少しでも早く読めたら苦痛度が下がり、苦手意識が取っ払えるのではないかと考えたんですね。
本を読んで知識を得るのは好きなんですけど、読むのが苦痛なんて我が儘と言えば我が儘なんですけどね。多分コンプレックスで、色々からんでくる部分があるんです。
他の速読を習おうとしてる方に比べたら、かなり不純な動機ですね。
他の速読教室より楽そうな楽読に決定
どこの速読教室に通ってるんですか。そこを選んだ理由は?
楽読(らくどく)というところなんですけど、「楽したい」の「楽」に、読むという字で楽読なんです。通った理由は単純で、言葉に魅かれたんですね。楽そうだったので。
※補足1:楽読
楽読は楽しく楽に速く読める速読スクールです。授業が楽しいのはもちろん、トレーニング後の読書速度は2~10倍に!がモットー。全国のスクールで体験セミナーも開催しており、これまでのべ2万人以上が参加、90%以上の人が満足と高い評価をしています。
また、体験セミナーを受けた100人が平均500文字から平均1,200文字の2.4倍にアップした実績もあり、非常に内容が期待できるものといえましょう。楽読(速読)は飛ばし読みや斜め読みする方法ではありません。楽読(速読)を訓練すると多くの情報を処理することができるようになるので、試験や仕事、主婦業など日常のシーンで応用ができます。
トレーニングはパソコンではなく本を利用し、会話をしながらのプログラムなので、本や活字が苦手な方も短い時間で読書が堪能できるようになります。授業では理解度を重視しており、1人1人に合わせてカリキュラムが組まれるので安心です。
>>楽読の公式サイトはこちら
もともと動機自体が不純だったのも大きいんですけど、他の速読教室より楽そうで、ぬるそうなところを選んだ感じです。
他もいろいろあったんですけど、本当に「弁護士の資格でも取りに行くのかな」みたいなきっちりした勉強会場だったりしたんですね。そういう場所に比べて楽読は授業内容を見てみるとアットホームな感じだったので、「ここにしようかな」と体験をうけてみたのがきっかけです。
楽読で行われているのは「自分の枷(かせ)を外す」トレーニングなんですね。
苦痛の原因は「本はきっちり読まなきゃいけない」というがんじがらめになった意識のせいだったんですが、そうじゃなくて、右脳をトレーニングするんです。
本は普通みんな左脳で理解しながら読むんですけど、ここでは右脳で読むんです。どちらかというとイメージでとらえて入ってくる形ですね。
文字が入ってくる形で読めるように右脳を鍛えるトレーニングで、ぶっちゃけ最初はすごく「胡散臭い」と思いましたね。「こんなので本当に早くなるのか」って、正直疑問でいっぱいでした。でも、続けてみたら実際早くなってるんで良かったです。
そこのインストラクターの人はどんな方ですか。
それが続いた理由でもあるんですけど、そのインストラクターの人がかなり自分にハマった感じでした。
僕はガチガチの左脳派で、全部数字で考えていくタイプの人間なんですけど、そのインストラクターの人、名前を挙げると迷惑がかかるので言わないんですけど、その方は僕と真逆のタイプでした。彼はどちらかというと感情や感覚で考える自己啓発的なタイプなんです。
僕は本来自己啓発のようなものはすごく嫌いなんですね。恥ずかしい言葉や夢を語る人がいっぱいいるのがダメで、苦手意識が凄い強かったんです。でも、その人の言うことはすんなり入ってくるんですよね。
彼と仲良くなっていろんな話を聞いてたら、彼自身がある会社で働いてた時にものすごい苦労してきて、その体験の中で藁をもつかむ気持ちで自己啓発的なものをいろいろ覚えてきた事が分かりました。その時試した中から効果があったものに関して実践してるんですね。
口で上っ面だけペラペラ言うんじゃなくて自分自身が実行して、行動レベルまで落としてるんです。だから素直に聞けたんですね。
速読に関しても全く一緒で、細かい内容は言わないですけど「こんなんで本当に早くなるの」っていうトレーニングで、最初は本当に疑問を感じずにいられなかったんですよね。
でも、その人が言うことは感情的で脳的なことばかりなので、どうしても自己啓発みたいな感覚的な話が多くなるんですけど「本当かよ」とか思いながらも話がすんなり入って来たんです。
なかなか珍しいタイプだと思いますけどね。色々会ってきた中には本当に上っ面だけの「俺はボランティアで世界を救う」なんていう人もいましたからね。
彼はそういう事は言わないですけど、感情的・感覚的な話をしていてもすんなり受けられる、周りでは唯一の人かも知れないです。
彼がいたからこそ速読も続けることができたんです。
速読で苦手意識が解消
速読教室で1回のトレーニングにかかる時間はどれくらいですか。
楽読(らくどく)のトレーニングは大体1時間もいかないぐらい、45分から、人数がちょっと多かったりすると50分ぐらいです。
大体グループでやるんですけど、僕はグループの人数がすごく多い時間帯をあえて避けていましたので、大体45分から50分ぐらいですね。
でも余裕ができた時間にインストラクターの方たちや速読で知り合ったメンバーとお話ししたりして、それなりに長い時間いたりしますけどね。
それはトレーニングじゃないですけど、楽しくて、とても学べる時間でもありますね。
通う前と後で、読むスピードや文字数の変化はありましたか。
明らかに違いますね。通う前と通った後では、初めての本を読んでも明らかに文字数が増えました。
毎回、「これぐらい読みました」と文字数を書いていったりするんですけど、最初に読めた文字数が、すごく頑張って1分間で500文字か600文字ぐらいだったんです。
それが今、自然に1分間で3000文字ぐらいでしょうか。もちろん読みにくかったり、言葉自体が難しすぎてあまり入ってきにくい本はスピードが落ちたりしますが、逆にすごくイメージしやすい本ならもっと速いスピードで読めたりします。
一番変わったのは、「本を読まなきゃいけない」という、縛られた感覚がなくなったことですね。だから自分でも「これ必要ない」となったら飛ばす癖がつきました。
最初から飛ばし読みを教えてもらった訳ではありません。どっちかというと飛ばし読みは一切教えてもらってないぐらいなんです。
自然に「これは必要ないな」と自分の中で勝手に認識して、必要な部分をパッパッと読めるようになってきたので、その感覚の変化は大きいです。
あとは前よりも、「読んでる」というより「入ってくる」感覚になってきてるのも通えば通うほど感じてます。
何より本を読む苦痛がなくなりましたね。
受講料はいくら?
受講料はどれくらいですか。
楽読(らくどく)は25回でひと通りの研修的な内容は終わるんです。
細かい数字までは覚えてないんですけど、たしか25回で13万円ぐらいですかね。消費税入れて13万3千円でした。
その後も続けたい人は続けることもできるので、僕は今でも月1万で通いたい放題にして、週1ぐらいで行ってます。
たまに出張で忙しい時や無理な時は、2週間に1回になる状態ですけどね。
速読を習うことで感じたメリットは何ですか。
本当に一番大きかったのは本を読む苦痛がなくなったことです。
前までは無理矢理読んでた状態だったんですけど、今は読みたいとなったら読もうかなと思えるようになりました。あとは速読教室自体が恵まれてましたね。
速読って、生きていく中では必要のない物で、衣食住から最も離れてるものなんですよね。算数ができないと困るかも知れませんけど、速読はできなくても生きていくのには別に困りません。
速読を受けに来てる人は、別に無理に受ける必要はないものを受けに来てる人たちなわけで、みんなそれなりに意識が高いんですよね。
自分をもっと高めたい人の集まりなので、話してても全員が前向きで、上を見て自分の意志を持って立ってる人たちなんです。そういう人たちと知り合えたのはすごく幸せなことですね。
速読教室がやっている時間帯はたくさんあるんですけど、僕が通う時間帯は金曜日の朝7時から8時までなんです。要は“朝活”という形で通ってるんですけど、朝の一番無駄な時間を活かせるので良かったですね。
もともと朝からやってるのは金曜日だけでしたが、今度火曜日も増えたみたいなのでそちらも行こうかなと思ってるんですけど。
朝の時間はみんな行くのが嫌な時間帯なので、来てる方って限られてくるし、意識が高い方たちが多いですよね。
また、朝活が終わった後1時間程トレーナーの方と過ごす時間がありますので、色々仕事に関してすごくプラスになることを教えてもらったりしてます。
他にも生徒で通ってる女の子が英語がペラペラなものですから、みんなで教えてもらったりして、いいグループができてますね。
この辺は全然考えてなかった事なんですけど、僕が通ってる速読教室、楽読(らくどく)の新宿校では意識が高い友人ができたのもすごく大きなメリットでした。
■当ページ内で登場した速読教室
楽読 新宿スクール・体験セミナーあり|株式会社絶好調
速読にデメリットはある?
デメリットはありますか。
僕個人にとっては特にないです。朝の無駄な時間を有効活用しているので仕事に対しての影響もさほどないどころか、逆にプラスになってるぐらいなので。
ただ、朝いろいろトレーナーに相談したりしてるので、金曜日は仕事のスタート時間を僕だけちょっと遅らせてもらってるんですけど、それでもプラスになってると言い切れます。
スタッフの皆にもその分は返せているはずです。
ただ「速読」=「怪しい」と思ってる人は多いですね。
僕自身は何も思わなかったんですけど、速読を習ってるというと「ああ、なんか怪しいやつなんじゃないの」「あんなの速くなるわけないよ」など、ネガティブなイメージを持ってる方も多いですね。
僕が通ってるのとは全く違う速読教室に行った人で、そこがかなり合わなかったらしく、「結局速くもならなかった」とぼろカスに言ってくる方もいました。
僕自身は馬鹿にされたり「えっ、習ってるの?!」と言われたりしても気にはならないですけど、あえてデメリットと言ったらそれぐらいですね。
それで速読に通ってるのを内緒にしてる人も中には少数ですけどいるみたいですね。
速読を習うことで他で活かせるものとかありますか。
右脳をトレーニングする事で、イメージ力が上がってるのを感じます。僕は本当にガチガチの左脳派だったから余計に感じるのかも知れないですけど、考えの回り方など、俯瞰(ふかん)的に色々と見られるようになりましたね。前よりも視野は広がりました。
何よりも本を読めることによって、入ってくる情報量も圧倒的に増えました。
情報が増えるだけじゃなく、無駄な部分や自分の中で要らないところは無理に読まない事が身に付くことによって、情報の整理もうまくなってきましたね。いろんな面で活かされています。
直接的に感じるのは本当に本を読むのがラクになった事ぐらいですけど、他で活かせる間接的な部分になると相当影響が出ているのを感じますね。
僕がやっているホームページ作成の仕事でも情報収集はとても大事なんですが、収集力が上がってるので仕事のスピードも上がってきています。
あとは僕の意見じゃなくて、うちの嫁さんに、「楽読(らくどく)に通って人間的にすごくいい風に変わってきた」とよく褒めてもらえるので、だいぶ変わってきているようです。
税理士からも「社長エライ変わりましたね」みたいなことは言われます。これは速読というよりも、トレーナーさんたちの影響が大きいんですけど。
だから速読もトレーナー次第の部分はありますね。
加圧トレーニングなどに通ってた時も思ったんですけど、トレーナーによって本当に当たりはずれがあって、すごく効くやり方の人と、一生懸命やってくれるんだけどイマイチ効いてない人がいるんです。
塾でもそうじゃないですか。予備校の先生でも取り合いになったりすることはよくあります。速読がいい悪いというより、誰から教えてもらったのかがとても重要なんですね。
速読がお勧めな人とかお勧めじゃない人ってありますか。
基本的にやりたいと思う人は全員お勧めです。お勧めじゃない人は、素直に言うこと聞かない人ですかね。
「でもそうじゃないですか」「けどああじゃないですか」みたいな人は受け入れられないんじゃないですかね。
速読って普通の本の読み方と全く違って、特殊な能力を覚えていくわけですから、今までの自分の読み方にこだわりが強くて、どうしてもそこから抜け出せなかったりするとしんどいんじゃないでしょうか。
他の速読との比較
楽読(らくどく)を他の速読と比べてみてどうですか。
ビジネス系の速読では、フォトリーディングが有名なのかな。
※補足2:フォトリーディング
フォトリーディングとは1秒1ページの読書力で、ページをイメージとして脳に取り込む速読術です。フォトフォーカスという目の使い方で全体像をつかみ、要点や役立つ情報を自分に投げかけて脳を活性化、必要な情報だけを取り出します。そのため本を速く読むだけでなく、より深く的確に理解した上での情報処理が可能になるのです。
フォトリーディングを習得することにより、インプットだけでなく文章力やプレゼンテーション能力などのアウトプットが上がる、文書の読解力が上がるなど様々なメリットが期待できます。1985年にアメリカで生み出されたフォトリーディングが日本に初めて紹介されたのは2001年、主に管理職や経営者、専門家が注目していました。
今では多くの社会人や学生、資格取得を目指す人など、フォトリーディングを学ぶ人の対象は幅広く、2001年に講座が開設して以来3万8千人以上が受講している実績があります。
>>フォトリーディングの公式サイトはこちら
神田昌典さんというカリスマ的な経営コンサルタントの方が絶賛してるのもあって、周りでもフォトリーディングを習ったと聞く事がありますし、そっちを勧められることも多いです。
でも僕自身最初にフォトリーディングに関する本を買って読んだんですけど、イマイチピンときませんでしたね。きちんと習ったらまた違うのかも知れないですけどその時点で魅力をそんなに感じなかったので、新宿あたりで募集はしてたんですけど行きませんでした。
フォトリーディングを習った方の話は何回か聞いた事があったんですけども「速くはなるけど、あの読み方だったらストレスはちょっとたまる」と言っていたので、じゃあ違うのに通ってみようかなと。
ただフォトリーディングを絶賛してる人もいます。それによって本当に読み方が変わった人もいるので、本人に合うかどうかによるんでしょうけどね。
あとは、うちの嫁さんが前に行った所は本当に普通の講習、それこそ夏期講習みたいだったらしいです。「授業を受けてるみたいですごく疲れた」と言ってましたので、そこはちょっと無理ってなりましたね。そういうガッツリした環境の方がやりがいがあるタイプもいるでしょうが、自分は苦手だったので。
周りの話を聞いてる感じでは今通っている楽読が自分には一番合っていたようです。
独学で学ぶのと比べてどうですか。
独学ではなかなかきついですね。さっきも言ったように、フォトリーディング関連の本も2冊ぐらい買い、他の速読の本も1冊買って読んだんですけど、全然ピンとこないんですよね。
速読を学びたいなら実際に読めてる人と会うのが一番いいんですよ。
僕自身、速読で本をあおぐようにパラパラパラパラって読んでいる人を見た事が、ここまで続けた理由の一つになっています。
初めはギャグかと思いましたけどね。実際それは練習方法の1つで、何度も読んでる本を読むことによってイメージ力を高めるんですけど、最初見た時は本当に驚きました。
他の人もそうですけど、自分の事ってなかなか客観的に見られないんです。
それを他の人から教えてもらって自分の数字を付けていくと、実際に上がっているのが客観的な数字として見られるのでいいですし、自分より先に進んでる人と一緒にやるのは効果的ですね。
「自分もこれぐらいまでいけるんだな」っていう感覚が身に付くので、それが一番速読が上達する秘訣じゃないでしょうか。
体験を利用して自分に合うトレーナーを見つけて
これから速読を習いたいと考えている方へアドバイスはありますか。
大体どこでも体験はあります。最初の1回だけでも有料だったりするんですけど、色々行ってみるといいですね。自分自身で実際行ってみて、そこのトレーナーの方が合うか合わないかが一番重要です。
僕は過去に料理教室を2回で辞めちゃった事があるんですけど、先生が明らかに合わないタイプの人だったんですね。
「苦手なタイプの女性が来たな」と思ったんですけど、それだと2回目、3回目がもう「行きたくない」ってなっちゃうんですよね。
トレーナーの人がすごい有名人だったとしても、厳しくて怒られ方も理不尽で自分に合わなかったり、イライラするようだったりしたら続けられないですよね。
速読は1回通ったらすぐに神様のように読めるのかというと、そんなこと絶対ないんです。何回か通って継続的に自分の体に染みつかせていくことが重要ですから、長く付き合っていけるようなトレーナーかどうかが重要なんですね。
ノウハウも重要ですけど、結局どこに通おうと関係ないんです。そういうトレーナーに出会えるだけで全然違うんじゃないですかね。
■当インタビュー内で登場した速読教室一覧
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